またドジャースの首脳・経営陣たちとの会談で、大谷は「基本的に必要なリハビリ過程を終了してメジャーでも投げられる」という合意に至ったとGMのブランドン・ゴメスが明言した。
本来ならばマイナーリーグの試合で登板することになる。しかし、大谷は打者として毎日メジャーの公式戦に出場し続けるため、リハビリの一環をすべてメジャーでこなしていくことになる。
今後の計画として、大谷は週に一度登板し、徐々に投球回数を増やしていくことになったのだ。
もう1人の投手――先発と中継ぎの両方をできるスウィングマンのベン・カスパリアス、それから先発のシーハンとメイ――がその後ろを引き継ぎ、大谷を実質「オープナー」として起用していくということだと、ゴメスGMは強調した。
「そうすれば、今まで通りの予算でイニングを稼げるだろ?この方法ならほかに出費も必要ないしな」
ここでいちばん重要なことは――と、さらにGMは強調した。
「ショウヘイの投手としての責任を重くしすぎるあまりに、打線の破壊力を損ねるようなことは絶対にしてはいけない」
トミー・ジョン手術以降
初めてメジャーのマウンドに戻ってきた
大谷は実戦で登板することに「多少緊張しているようだ」とロバーツ監督は語ったが、実戦形式の練習で感じたことや必要なことはすべて「われわれに明かしてくれた」とも明言した。
「1週間前に、もう一度ライブBPを挟んでから試合で4イニングいこうとか、われわれの間ではそういう案も出ていた」
ロバーツ監督は説明を続けた。
「だが、彼の状態や本人の言葉を総合的に判断して、まずは短くても試合に戻そうという結論になったわけだよ」
そうして次の小さな一歩を踏み出したのが6月16日で、大谷は2023年8月23日以来、そして同年9月に受けたトミー・ジョン手術以降初めてメジャーリーグ公式戦のマウンドに戻ってくることになった。
対戦相手のパドレスに投げたのは1回だけで、最初の打者2人――フェルナンド・タティスJr.とルイス・アラエス――に安打を許して1失点を喫したが、全部で28球を投げ切った。







