Photo:SANKEI
『ミッション:インポッシブル』シリーズの大成功をきっかけに、トム・クルーズは映画史に残る数々の危険なスタントに挑んでいった。世界一高いビルを駆け下り、飛行機にワイヤー1本でしがみつくアクションは、まさに命がけ。そんなクルーズが「最も危険だった」と感じたスタントは、どのシーンだったのか?※本稿は、アカデミー賞ウォッチャーのメラニー『トム・クルーズの真髄 40年間トップに立ち続ける理由』(星海社新書)の一部を抜粋・編集したものです。
クルーズの規格外なスタントは
『ゴースト・プロトコル』から始まった
UA(編集部注/ユナイテッド・アーティスツ。Amazon MGMスタジオが所有するアメリカの映画製作会社。2006年にトム・クルーズとポーラ・ワグナーが買収するも、『大いなる陰謀』『ワルキューレ』がいずれも期待されたほどの結果を残さなかった)での失敗を経てクルーズがワグナーとのパートナー関係を解消し、満を持してパラマウントに復帰し挑んだのが『ゴースト・プロトコル』(ミッション:インポッシブル、以下M:Iシリーズ4作目)である。
様々な意味で新たな試みがつまったこの4作目は、クルーズがまた第一線に戻ってきたことを証明するような、気合の入った作品となった。
まず、この作品のオープニングはシリーズ全8作品の中で最もかっこいい。ロシアの監獄で横たわるクルーズの姿から始まり、10分後、脱獄するのと同時に導火線に点火し、そこにあのテーマ曲が流れる演出。M:Iシリーズの復活と、新しい試みを予感させるワクワクするオープニングだ。
話の内容こそ、やりすぎ感のあるアクション映画となっているが、ピクサーで優秀な娯楽作品を作ってきたブラッド・バードを監督に迎え、スリル満点の内容で観客をドキドキさせる。







