介護を楽しく伝えたい…保健師社員が担うセガサミーHD「VTuber動画」がスゴい!制度運用や制度改善全般に携わる石井優貴さん

石井 また、法定内の介護休業中は雇用保険から「介護休業給付金」が支給されますが、法定を超えた分の介護休業については「セガサミーホールディングス介護休業給付金制度」によって、基本給の30%を支給しています。「介護のために休みが取れればいい」ということではなく、休むことに対して生じる不安も支える仕組みです。

 家族の介護のために取得する「介護休暇」では、短期と長期を定めており、「短期介護休暇」は、法定と同じく対象家族1人で年5日、2人以上で年10日、1日または時間単位で取得可能です。「短期介護休暇」「長期介護休暇」共に、「積立年休」が利用可能な制度です。

「積立年休」とは、失効した年次有給休暇を、60日を限度としてためておくことができる制度です。会社が認めた複数の項目で利用でき、介護以外にも、私傷病、不妊治療、育児休業、子の看護、性別適合手術やホルモン治療などが該当します。

――失効してしまう有給休暇をためておいて、介護のために活用できるのはありがたいですね。他に、金銭的なサポートはありますか。

石井 介護にかかる交通費のサポートもあります。入院・施設入所していない非同居の父母の介護のため毎月2回以上継続して帰省する社員に対して、帰省にかかる2往復分の交通費の実費のうち、5万円を超える部分を会社が負担しています。

 また、介護にかかる一時費用・継続費用を低利息で貸し付けする制度もあります。家族(配偶者、父母、子、祖父母、兄弟姉妹、配偶者の父母、孫および扶養家族)の介護が対象です。

1日に2時間・2回まで“中抜け”できる
「AFK制度」ですき間時間を活用

――働く時間や場所についてはいかがでしょうか。

石井 働き方の柔軟性を高めるための「セレクトタイム制度」では、介護と育児の短時間勤務の対象者が1日4~7時間で勤務時間を選択できます。介護において当該制度は5年間利用でき、1日4回に分割して取得することや、フレックスタイム制度(6時~22時、コアタイムなし)との併用も可能です。

「AFK(Away From Keyboard)」は、1日につき原則2時間以内、2回まで勤務時間中に中抜けできる制度です。ヘルパー来訪時の対応や、在宅勤務中に同居する親の食事介助に充てている社員もいます。

 AFKは介護だけでなく、子どもの学校送迎や自身の所用など様々な事由で使えますので、積極的に活用している社員が多い印象です。「すき間時間活用」を会社がルール化することで、柔軟な働き方や、仕事とプライベートとの両立がしやすくなると考えています。私自身も、英会話レッスンやオンライン診療でAFKを活用しています。