気がつくと、1日があっという間に過ぎ去っているあなたへ。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「するべき後悔」と「無駄な後悔」決定的な1つの差Photo: Adobe Stock

「無駄な後悔」とは?

大学受験に落ちた。
第一志望の会社に入れなかった。
あのとき転職しておけばよかった。
好きだった人に、気持ちを伝えられなかった。
起業してみたものの、うまくいかなかった。
思い切って挑戦したが、大きな失敗をしてしまった。

人生には、「あのとき違う選択をしていれば」と思う瞬間がいくつもある。

「過去に戻れたらいいのに……」
そう思う気持ちもわかるが、その後悔は過度に気にするべきではない
なぜならば、どれだけ後悔しても、すでに起きた過去は変えられないからだ。

「するべき後悔」もある

だが、していい後悔もある。
それが「予期的後悔」である。
「予期的後悔」とは、「未来にするであろう後悔」を想像することを指す。

例えばこんなものだ。

・海外に住んでみたい。きっと今行動しないと、10年後に後悔するだろう。
・好きな人がいる。その人がもし他の人と付き合ったらきっと後悔するだろう。
・健康診断を受けず、病気が見つかったら絶対に後悔する。

この「予期的後悔」は、むしろするべきである。
なぜならば、「自分の決断を後押しするきっかけ」になるからだ。

著者世界累計100万部を突破した話題作『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の著者クリス・ギレボー氏はこのように語っている。

私にとって、将来の後悔を避けようとすることは、長いあいだ強い動機になってきた。「これに挑戦しなければ、後悔するのでは?」と自問することがもたらすプラス効果は、「世界のすべての国を訪れる」という壮大なプロジェクトに取り組むきっかけになった。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(p327)より

つまり、「無駄な後悔」とは過去を悩み続けること。
「するべき後悔」とは未来の後悔を想像することなのである。

過去の後悔は、何度考えても時間を戻すことはできない
しかし「未来に後悔するかもしれない」と想像することは、いまの決断を後押ししてくれる

だからこそ大切なのは、
後悔をなくすことではなく、「未来の後悔」をうまく使うことなのだ

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)