これは文字通りの「たった30分」ではありません。時間オーバーして夜更かしすることを考えたら、実質一時間かそれ以上の早寝になります。だから朝は驚くほど気持ちよく目覚めるはずです。

 深夜の飲食を控えたぶんだけ、食欲もあって体調もいいはずです。

 何より気持ちいいのは、いつもならついダラダラと過ごしてしまう時間に自分で区切りをつけたことです。

 しかも、自分の意思でシャットダウンできることに気がつけば、生活のリズムは少しずつ朝型にシフトしていきます。

 こうしたことが感情コンディションを良好に保つために欠かせないリズムをつくるのです。

最低限の責任を果たすと
行動をコントロールしやすい

 いくつかのパターンに合わせて、区切りをつけることの大切さを説明しました。量で区切る・時間で区切る・自分の意思でシャットダウンする。すべて単純な行動です。

 その単純な行動にためらわず踏み出すためには、欠かせない前提があります。

 最低限、やることはやっておく、自分の責任だけは果たしておくということです。約束を守る、周囲に迷惑をかけない、といった基本ルールをつくりましょう。

 どんな仕事でも自己完結はありえません。さまざまなセクションや立場とつながってきますから、せめて自分の責任だけは果たすということです。

 といっても、むずかしく考えないでください。

 ポストが高くなれば責任範囲も広がりますが、若い人でしたら〈責任=役割〉です。

 自分のポジションの役割を確実に実行するだけです。たとえば営業でしたら数字に表れるのは結果だけです。しかし、その前にまず、アポを取ったり訪問したり商品やプランの説明をしたり提案したりといった作業があります。

 これは営業マンの役割ですね。ほかの部署や上司や、あるいはチームの仲間にはできない自分だけの役割があります。それだけは最低限、果たすということです。

 結果はその役割を果たしたあとでなければ出ません。どんな部署でも同じです。ひとりの人間にはその人が果たすべき〈責任=役割〉があり、それを積み重ねていってはじめて結果が出ます。