浅井長政は「裏切り者」ではなく、合理的な選択をしただけ
ここまで見てきたように、浅井長政とお市の婚姻は、浅井氏が置かれていた複雑な政治状況の中で選択されたものでした。
長政の行動は、しばしば後世において「裏切り」や「悲劇」として語られますが、実際には多くの制約の中で最善を模索した結果と見るべきで、浅井長政にとって、お市との結婚は戦国大名としての現実的な判断だったということができるでしょう。
『豊臣兄弟!』第12回より。織田信長(演:小栗旬)は二条城をたった3カ月で建設。自ら木橇に乗って部下を鼓舞しながら、名石「藤戸石」を運ばせるシーンが描かれた (C)NHK
『豊臣兄弟!』第12回より。京都守護に任じられた木下藤吉郎秀吉/豊臣秀吉(右、演:池松壮亮)と木下小一郎長秀/豊臣秀長(左、演:仲野太賀) (C)NHK
ドラマでは、お市が嫁いできた時点ですでに長政には息子(万福丸)がおり、先妻がいたであろうことが匂わされていました。次ページの動画では、お市が来る前に浅井長政が婚姻していた妻や妾(しょう)についても詳しく話しています。気になった方は、動画をご覧ください。







