「読書量は減っている」と答えた人は、なんと全体の約7割に上ります。その理由として最も多く挙げられたのが、「スマートフォンやパソコン、ゲーム機などの情報機器に時間が取られる」(約44%)という回答であり、次に「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」(約39%)、「視力など健康上の理由」(約31%)が続きました(2つまで回答)。

 これらを年齢別に詳しく見てみると、16~19歳に至っては約71%が、情報機器の使用を読書時間減少の理由として挙げており、デジタルデバイスの普及が、特に若い世代の読書習慣に深刻な影響を与えていることが浮き彫りとなりました。

 さらに最近では、音声・映像コンテンツの利用が爆発的に増えています。総務省の令和6年度の調査によると、全年代においてインターネット利用の平均時間がテレビのリアルタイム視聴を超え、平日で181.8分、休日で183.7分と最も長くなっています。

図表・[平日]主なメディアの平均利用時間(全年代・年代別)同書より転載 拡大画像表示

タイパの悪い活字メディアは
全世代から選ばれなくなった

 特に、休日の10代および20代では「動画投稿・共有サービスを見る」と「ソーシャルメディアを見る・書く」の平均利用時間が非常に長く、インターネットの総利用時間は休日で300分(!)を超えています。

図表・[休日]主なメディアの平均利用時間(全年代・年代別)同書より転載 拡大画像表示

 なぜここまで動画や音声が選ばれるのでしょうか?その理由には、やはりその利便性や現代のライフスタイルとの親和性が挙げられます。