ですから、安定して増える「2倍株」と、大きな成長を狙う「10倍株」に適切に配分していただきたいのです。(編集部注/筆者は自著で、今後10年で2倍あるいは10倍を狙える銘柄を20社以上紹介している)2倍株はかなり堅実に資産を増やしてくれるでしょうし、10倍株はすべて成功するわけではありませんが、もっと大きくなるものもあるはずです。こうすることで、目標として「10年で資産を5倍」程度は狙えるはずです。
たとえば「S&P500」や「オルカン」のようなインデックスにも、大きな成長が期待される銘柄と堅実に成長を狙える銘柄が含まれています。「組み合わせるなら、そっちでもいいじゃん、と思われる方もいるかもしれません。しかし、インデックスは様々な銘柄が入った、いわば“福袋”です。ほしくもないものを買う必要はありません。
「骨太の方針(編集部注/政府が日本の社会課題を解決するためにどんな取り組みをするのか、明示したもの)」に合致し、「太蔵流・銘柄選択基準」でよいと判断できた銘柄だけでポートフォリオを組むほうが、圧倒的に合理的です。しかもこの方法で行った投資なら、インデックスを超える成長を期待できます。
成長率の異なる資産を組み合わせて、トータルで10年後に5倍を狙ったポートフォリオにする。これこそが、「骨太」投資術の真骨頂だと私は考えています。
「社会課題」が解決したら
ポートフォリオを組み替える時期
ここで改めて、ひとつ注意点をお話しさせてください。私はこれまで、「骨太の方針」をよく読んで、それに合致する企業の株を買い、「我が子」のように長期間にわたって保有することをおすすめしてきました。
ただ、10倍株の銘柄は、場合によっては、10年より短い期間で、十分その社会課題が解決されてしまうケースもあります。社会課題が解決されれば、投資の目的は達成されています。その時こそ、ポートフォリオの銘柄組み換えの判断時期かもしれません。
2025年10月21日に高市政権が発足して、日経平均株価は史上最高値を更新して、ついに2025年10月27日月曜日には、5万円を超えました。そうした相場環境では、「出遅れてしまった」とか「もっと早くやっておけばよかった」という声も聞こえてきます。多くが、すでに日本株はピークを迎えているという感覚に包まれている方々の声なんだろうと理解しています。







