『カリオストロの城』でクラリスが乗っていた「2CV」

 (2c.jpg:キャプション)1948年にデビューした2CV。車名はフランス語で「2馬力」を意味する(広報写真)1948年にデビューした2CV。車名はフランス語で「2馬力」を意味する(広報写真)

 映画『ルパン三世カリオストロの城』のカーチェイスシーンで、ルパンとクラリスが乗っていたクルマとして有名。他にも多くの映画に登場しています。

 2CVがデビューしたのは1948年。開発では「荒れた農道をカゴいっぱいの生卵を載せて走っても卵が割れない」ことを目指したと言われています。こうもり傘のようなユニークなデザインに魅了されたファンは今でもたくさんいます。

宇宙船的ルックス、乗り心地は魔法の絨毯「DS」

DSの発表後、わずか1日で1万2000台の受注が入ったという(広報写真)DSの発表後、わずか1日で1万2000台の受注が入ったという(広報写真)

 1955年のパリサロンでお披露目されたDSは、まるで宇宙船のようなルックスが人々の注目を集めました。この前衛的なスタイルは空力を高めるために取り入れられたもの。そしてシトロエンの代名詞であるハイドロニューマチックシステムを搭載。ふかふかのシートも相まって、その乗り味は“Magic Carpet Ride”(魔法の絨毯)と評されます。ラグジュアリーなサルーンであるDSですが、ラリーでも活躍するなど走りの良さも際立っていました。

2CVとDSのスキマを埋めた名脇役「GS」

GSのほか、ブレーク(ステーションワゴン)もラインナップされた(広報写真)GSにはセダンのほか、ブレーク(ステーションワゴン)もラインナップされた(広報写真)

 2CVとDSという歴史的な名車を世に送り出したシトロエンですが、大きな課題もありました。両車の間を埋めるミドルサイズのモデルがなかったのです。

 その役目を担ったモデルとして登場したのが1970年デビューのGSでした。DSに搭載されたハイドロシステムを採用し、エンジンは空冷水平対向4気筒を搭載。日本では西武自動車が輸入・販売していました。