動力性能は、やはりターボと自然吸気では大きな違いがある。とはいえ走行モードが選べたり、OD(オーバードライブ)のON/OFFを選択できるボタンが付いていて、自然吸気でも意外とよく走る印象だった。
デリカミニは、本命の4WDターボに試乗した。デリカミニにはKカー初の横滑り防止装置の制御を専用チューニングするドライブモードを搭載している。設定されている走行モードは、POWER/NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOWという5種類から選べる。このチューニングにはデリカD:5の開発陣が深く関与したという。仕上がりは上々。よく動く足回りは、舗装路だけでなくオフロードも快適に走れるに違いない。
2台とも静粛性と乗り心地のよさは小型車を含めてもハイレベル。シティユースはもちろん、高速クルージングも不満はない。このプラットフォームはリアのサスペンションストロークが2WDよりも4WDのほうがいくぶん短い。従来型ではシーンによっては底付きが見受けられた。だが新型はそれがほぼ解消されていた。
足回りには軽自動車としては贅沢なカヤバ製プロスムース・ダンパーが全車に採用されており、さらにデリカミニの4WDは専用のチューニングが施されている。
電動パワーステアリングはブラシレスモータータイプで、操作フィーリングのよさも印象的だった。
発売当初の販売傾向は、どちらも上級グレードの人気が圧倒的という。「Kカーで300万円なんて……」という声がある一方で、純粋に“いいもの”を求めるユーザーは確実に存在する。2台はその受け皿になっている。実車に触れて高い実力がよくわかった。
(CAR and DRIVER編集部 報告/岡本幸一郎 写真/横田康志朗)








