複数のイベントスペースを備えた
文化創造棟の「MoN Takanawa」

 今回オープンしたのは3街区の「THE LINKPILLAR 2」、2街区の「MoN Takanawa」、1街区の高層住宅「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」の3施設だ。

 ただ「THE LINKPILLAR 2」は2~3階のレストラン・食品街「MIMURE」以外はオフィスとオフィスワーカー向けの施設が中心であり、ホテル、コンベンション機能、商業施設「NEWoMan(ニュウマン)高輪」など多様な機能を持つ「THE LINKPILLAR 1」とは性質が異なる。

 目玉と言えるのが地上6階、地下3階、延べ床面積約2.9万平方メートルの文化創造棟「MoN Takanawa」だろう。

「MoN Takanawa」「MoN Takanawa」(筆者撮影)

 約1500平方メートルの館内最大の展覧会スペース「Box1500」、座席(着座1000人、立席2000人)とステージを備えるシアター空間「Box1000」、ホワイエと一体化できる自由度の高い「Box300」という、サイズや機能の異なる3種類のイベントスペースを用意。それ以外にも100畳の畳スペース「Tatami」、展示スペース、テラスなど人々が集う施設を備える。

「BOX1000」「BOX1000」(筆者撮影)
「Tatami」「Tatami」(筆者撮影)

 開業後、最初の平日だった3月30日に「THE LINKPILLAR 2」と「MoN Takanawa」を訪れたが、思ったより人がいなかったというのが正直なところだ。もっとも、上述の通りこれらは、オフィス中心のビルと休日に賑わう文化施設である。高輪ゲートウェイシティが真価を発揮するのは、オフィスやレジデンスが本格稼働し、まちを中心とした人々の循環が確立してからだろう。

 高輪ゲートウェイシティは1日10万人が滞在する計画の都市である。これまでの駅ビルや既存市街地の一区域を再開発した商業施設とは異なり、100年先を見据えた「まち」そのものを新たに作る試みだ。