「お金持ちになれる人」と「なれない人」の決定的な違い写真はイメージです Photo:PIXTA

一代で成功した億万長者たちは、どんな特徴を持っているのだろうか。実は、彼らの成功の秘訣は特別な才能ではなく、日々の「習慣」にあるという。著者が実際に彼らに会って学んだ「お金に振り回されないための思考法」を解説する。※本稿は、データ分析・活用コンサルタントの佐藤舞『あっという間にお金はなくなるから』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。

一代で成功した億万長者の
「見えにくい」共通点

 私は仕事柄、経営者と接する機会が多く、その中には一代で億万長者になった方も少なくありません。

 最初の頃、そうした人と話すときには、「自分とは頭の作りが違う」「生まれも境遇も違うから参考にならない」と、どこか別の生き物を観察するような気持ちでいました。

 けれど次第に気づいたのです。

 確かに彼らは非常に賢く、努力家でもあります。

 しかし、体力や脳の性能が私と比べて何倍も優れているわけではありません。

 では、何が決定的に違うのか。

 その答えは、“無意識に繰り返している意思決定の習慣”でした。

 日々の小さな判断の積み重ねが、長い時間をかけて大きな差を生み出していくのです。

 しかも、それらの判断は「よし、頑張ろう」と気合を入れて行う特別なものではなく、呼吸のように自然に行われています。そのため外からは見えにくいのです。

感情的な損失と
実質的な損失を秤にかける

 お金の使い方においても、その違いははっきりと表れます。

 スーパーで見切り品を買って月500円節約するよりも、「不要な保険を解約する」「惰性で払っている固定費を見直す」といった一度の決断をしたほうが、長期的には何倍もの効果をもたらします。