【NISA投信グランプリ2026・新興国株部門】最優秀賞は南米の小国まで世界中にくまなく投資する「ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)」!

第4回となる「ダイヤモンドZAi NISA投信グランプリ2026」では、新NISAで買える好成績のアクティブ投資信託を表彰。「1.どれだけ上がったか(上昇力)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの基準による、完全な実力主義で評価。「個人投資家にとって本当にいい投資信託」にこだわっているのが特徴だ。全7部門のうち、「新興国株部門」の受賞投資信託5本を紹介する。

『ダイヤモンドZAi』2026年6月号の「ダイヤモンドZAi NISA投信グランプリ2026」を基に再編集。成績などは2025年12月末時点。信託報酬、組入上位銘柄は2026年2月末時点。販売会社の情報は2026年2月の月報ベース、最新の取扱情報は各社に確認を。新興国株部門の比較指数はMSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込、円換算ベース)。新興国株部門(インド株)の比較指数はSENSEX(配当込、円換算ベース)。

新興国株は伝統的に高配当株が有利な傾向!
高い配当利回りがクッションとなり下がりづらい点も魅力

 新興国株部門では、複数の新興国に投資するタイプと、インドだけに投資するものに分けて表彰。

 複数の新興国に投資する投信は4本が受賞し、うち3本は高配当株型だった。新興国株は、伝統的に高配当株が有利な傾向がある。高い配当利回りがクッションとなり下がりづらい点も魅力だ。

 2025年から、新興国株にマネーが流入している。投資先の一つとして押さえておきたい。

高配当株に投資し4回連続受賞!
「ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)」

4回連続
ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)
ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)/ピクテ・ジャパン
※(1)上昇力の()内は上昇率。
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<販売会社>SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券、楽天証券、SMBC日興証券、大和証券、野村證券、三菱UFJ銀行、その他

◆新興国株型の投資信託の中で抜群の安定感を誇る!

◎どんな投信?

 新興国の高配当株に投資。MSCI新興国株価指数の平均配当利回りが約2%であるのに対し、投資先の予想配当の平均利回りは3.9%(2026年2月末時点)。市場平均の約2倍の水準が目標だ。

 ただし単に利回りが高いだけだと、株価が割安なまま上がらない“バリュートラップ”にかかりやすい。安定した利益成長、財務の健全性、株主還元の姿勢などを見て、配当を出し続けられる優良企業を厳選している。過去に無配や減配があった企業は、定量的なペナルティを科しており、投資対象として優先度が下がる

 そして最大の特徴は、投資対象国の幅広さだ。スイスを拠点とするピクテのネットワークを生かして、対象は24カ国にも及ぶ。南米のアルゼンチン、ペルーや、中央アジアのカザフスタン、ウズベキスタンなど、新興国株指数には含まれない、「フロンティア」の小国まで網羅している。

 分散投資を重視し、特定の国や銘柄に偏りすぎないよう1銘柄あたりの比率は5%以下に抑えている。

◎評価のポイント

 最優秀賞だけあって、3つの評価軸のすべてで高得点をマークした。

(1)の上昇力は3年と5年が新興国株部門で5位の成績。5年の上昇率は、新興国株指数を31ポイントも上回った

 また、配当利回りの高さを重視した運用が奏功し、(2)の下がりにくさもピカイチ。最大下落率はマイナス6%とひとケタ台にとどまる。新興国株投資は、値動きの大きさを不安に思う人が多いだけに、この下落耐性は心強い。

 そして、(3)の成績の安定度は100点満点だった。2021~2025年のいずれの年も順位が高い。長期にわたり好成績を維持しており、時期を選ばずに持ち続けることができる。