1.消化器内科
潰瘍性大腸炎の現状状態や処方内容をスマホに随時記録し、電子カルテと連携させる

2.神経内科
脳卒中の既往歴をスマホに記録。急患受診時に情報の共有がスムーズになる

3.糖尿内科
血糖値変動、投薬歴を常にスマホに記録。緊急受診時に簡単に説明することが可能になる

4.血液・腫瘍内科
白血病や腫瘍の抗がん剤治療歴を記録したい

5.腎臓透析内科
透析情報管理。災害時や緊急時に透析を受ける際の情報共有がスムーズになる

6.外科
手術歴、手術内容の要点をスマホに連携。救急搬送先でも正確な情報共有が可能に

7.アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
患者がスマホで表明した意向(終末期医療の希望事項等)を入力。電子カルテと連携させる

8.問診の事前入力
スマホで問診を入力。電子カルテと連携することにより医師、看護師の入力作業を軽減。働き方改革に貢献

9.患者が使いたくなる通院支援アプリを入れたい


スマホを見せれば
一瞬で施すべき治療がわかる

「消化器内科は、潰瘍性大腸炎の治療に活用したいと言っていました。潰瘍性大腸炎は頻繁に下痢をする病気ですが、場所や時間が瞬時に電子カルテに記録されたら、患者さんは楽だし、医療側も患者さんの状態を正確かつスピーディに把握して、処方に反映することができます。これまでは、何月何日に下痢何回……みたいな記録の仕方でしたが、回数が増えてくると数えて記録するのも大変ですよね。

 この例のサトウさんみたいな脳卒中の患者さんも、スマホに診療記録が記録されていて、自由に見られるようになったら、再発して、違う病院に運ばれてもスマホを見せれば一瞬で、正確な情報共有が可能になります」

 高尾氏が提唱するPMHRが普及すれば、日本中どこで倒れても、搬送先の病院で自分のスマホを見せれば内服薬も梗塞部位も、医師が記録した正確なカルテを見せることができる。患者は常に、一種の紹介状(自分の医療情報)を持ち歩くようなものというわけだ。