いいえ、これは大人でも知らないと中々できません。けれどもやり方を聞いたら簡単です。

 子どもたちは皆、最初は当てずっぽうのようにやっていきますが、解き方を知らないので出来ません。それで「何だろう?」となったときに、実はこうなっているんだよって種明かしをします。

 結論から言えば、縦も横も斜めも和は全部、真ん中の数を3倍したものになります。つまり3つの数の合計は15です。この公式というか仕組みを最初に教えます。

 あまり小難しいことを言うと子どもが大変なので、2年生には単純にこうなるんだよとだけ伝えますね。でも、そのカラクリを知った子どもたちは優越感に浸れるわけですよ。家に帰って親御さんにクイズを出したりもできますからね(笑)。
 
 算数はどうしても地道にコツコツとやる教科なので、つまらなく感じる部分も多いとは思うんです。なので、時にこういう「へぇ?」と関心を引くような問題があると面白くなったりするんです。

 魔方陣は遊び感覚で楽しめますから、まずは「こんな風になっているのか!?面白い!」というような感じで数に興味を持ってもらえれば、それで十分です。

――なるほど。最初は単純に「数って面白い!」と思わせておいて、今までご説明いただいたように徐々に基礎を固めて、その知識同士を繋げる練習をしていくということですね。その知識を繋げる練習ですが、親御様方の「ウチの子は国語力がないから算数もできない」という嘆きをよく耳にします。国語力は算数にも必要ですか?

 低学年の頃は国語力がないことが多いじゃないですか?算数の能力があっても、子どもゆえに文章読解がまだ十分できずに正答に至らない子は結構います。

 しかし、学年が上がってくると、算数の文章自体はそこまで難しくはないので、段々できるようになっていきます。低学年のうちは文章題ができなくても「思考力がない!」と決め付ける必要はないです。

 フォトンでは「算数の文章を読む時は俳句や詩を読むような気持ちで読むように」と強調しています。