幸せを感じられる人は、何をやめているのか?
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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「すべてを完璧に」は目指さない
「もっとちゃんとやらなきゃ」
そう思っている人ほど、なぜかいつも苦しそうだ。
一方で、いつも機嫌が安定していて、自然体で楽しそうに生きている人がいる。
その違いは、才能でも性格でもない。
「全部を完璧にやろう」としているかどうかだ。
実は、“幸せそうな人”ほど、早い段階であることを理解している。
それは、「人生には、完璧にやる価値がないことも大量にある」という現実だ。
家事も、仕事も、人間関係も、100点を目指し続ければ終わりがない。
しかも、多くの場合、周囲はそこまで求めていない。
もし完璧主義を貫きすぎてしまうとどうなるのか。
・単純なことを簡単にすませて先に進む力
・物事に対して「これで十分」と感じる力
・本当に重要なことと、そうでないことを区別して、優先順位をつける力
だからこそ、必ずしもすべてのことを、完璧にやろうとする必要はないということを覚えておくべきだ。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より
4分の3ルールを試そう
ただ完璧主義をなかなかやめられない人もいるだろう。
そんな人は、4分の3ルールを試してみてほしい。
中途半端は中途半端でも、半分なら不十分だが、4分の3程度できていればよしとするというものだ。もちろん、本当なら中途半端な仕事はしたくない。誰もが、いい仕事をしたいと思っている。しかし、すべてのことに完璧を求める必要はない。小さな問題で行き詰まったら、必要最低限の対処を施し、もっと大きな問題に取り組むのだ。
あなたもぜひ、自分に合った方法でこの考え方を採用し、自由に応用してほしい。す
べてを完璧にすることは不可能だ。不可能なことをやろうとするのをやめれば、不安は格段に減る。完璧主義を手放すことで、本当に重要なことに集中しやすくなり、それらのことをこれまで以上にうまくできるようになる。迷ったら、手放して先に進もう。
完璧を目指すこと自体は悪くない。
ただ、「全部を完璧にやらなきゃ」と思い始めた瞬間、人は苦しくなる。
いつも幸せそうな人ほど、「ここは4分の3で十分」と割り切るのがうまい。
全部に全力を出すのではなく、本当に大切なことに力を使っているのだ。
完璧を手放せば、不安は減る。
そして、人生はもっと軽く前に進み始める。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









