「MX-30」EVモデルの
まさかの新車登録台数とは
特にEVモデルの苦戦は顕著だ。デビュー直後の2020年度こそ140台が売れたが、それ以降は数十台レベルへと低迷。2025年度(2025年4月~2026年3月)の新車登録台数に至っては、たった1台(※)という数字を叩き出すなど、まったくの空振りモデルとなっている。
※注:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会の「燃料別メーカー別登録台数(乗用車)」を参照。
もう少し時間が経って充電網が整備され、EVというジャンルそのものが人気になったタイミングで登場すれば、販売成績は違ったものになっていたはず。デザインや走りは悪くなく、レンジエクステンダーで航続距離を伸ばすEVというコンセプトも秀逸だ。ある意味、時代を先取りしすぎたのが敗因だろう。
今回紹介した3モデルをあらためて振り返ると、いずれもマツダが創意工夫を凝らし、魅力的に仕上げたものの、市場のニーズに合致しなかったモデルばかりだ。
とはいえ、リリースしたクルマが全てヒットするというのは、どんな巨大メーカーであっても不可能である。数多くトライしてきたからこそ、失敗も伴うということだ。
「期待外れのクルマ」とは、自動車メーカーによる挑戦の記録でもある。失敗を恐れて手堅いクルマばかりがリリースされるのは、クルマ好きとしては面白くない。本当の大ヒットモデルは、そうした挑戦の先にある。
今後もマツダには、失敗を恐れず、ファンの想像を超えるような話題作をリリースしてくれることを願うばかりだ。







