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「スケジュールが埋まっていないと安心できない」という人は多いだろう。スキマ時間の活用や、速読術を意識したり、とかく現代人は生産性の向上や時短テクニックに走りがちだ。しかし筆者は、人生を豊かにするコツは別にあると説く。※本稿は、「京都大学の名物教授」で知られる火山学者の鎌田浩毅『想定外を楽しむ』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。
「超・想定外」の時代を生きるための
「計画された偶然」活用法とは?
「超・想定外」の時代を生きるには、過去のやり方は通用しないことを知る必要があります。
「計画された偶然」を利用するのは、その1つです。実は「計画された偶然」は、私たちの生活でいうときわめて簡単なことから始められます。
朝起きてから寝るまでの予定を埋めるのではなく、24時間の中にぽっかりと「何もしない時間」を用意しておく。勉強熱心な人ほど空き時間を利用して本を読んだり、音楽を聴いたり、人と会っておこうとするものです。でも、それはもうやめましょう。
「スキマ時間の活用」を意識している人は多いと思いますが、空き時間には予定を全部入れないほうがいい。
確かに、今の世の中、「スケジュールがびっしり埋まっていないと安心できない」という人は多いです。特にビジネスパーソンや経営者を見ていると、ランチや夕食を誰と食べるかまで、細かく1週間分の予定を立てている人が多い。そして休日の予定も旅行やイベントで埋めてしまいます。
それをやめて、1週間のうちの1日、1日のうちの2時間程度は「何が起きてもいいようにスケジュールを空白にしておく」。そこで何が起きるのか、偶然を呼び込むわけです。そうするとたまたま通りかかった書店ですばらしい本を手に取ったり、街で思わぬ出会いがあったりして人生が豊かになっていきます。これが「計画された素敵な偶然」です。







