写真はイメージです Photo:PIXTA
真面目な人ほど、「逃げる」「休む」ことに罪悪感を抱きがちだ。しかし、京都大学の名物教授で火山学者の筆者によれば、疲れを感じた時こそスランプを受け入れ、体の声に従う必要があると説く。※本稿は、鎌田浩毅『想定外を楽しむ』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。
無理をしていると気づいたら
思い切って休んでみよう
体のためにできることとして挙げたいのは、仕事をし過ぎないことです。特に現代人は目を酷使しています。私は企業や官公庁で講演するとき、最初に「あなた方は無理していませんか?」と問いかけます。するとみなさん、間違いなく「認識反射」を示します。
認識反射とは心理学用語で、本人が認識していなかったことを指摘され「それ当たっている!」と感じると、わっと笑いが起き、体が崩れ落ちるような状態になることをいいます。他者からの指摘であっても、「普段自分が無理を重ねている」と認識することはとても大切です。
では無理をしていると自覚したら、どう対処すればいいのでしょうか。
もし自分が無理をしている、そして目の前のことを楽しめないと感じたら、まず逃げていい。
思い切って休んでもいいです。
逃げる、休む、という言葉に抵抗があるのなら、「ポジティブ・タイムアウト」と言ってもいいかもしれません。「プラス思考の逃避」です。ここでは体からのサインを見逃さないようにしましょう。
真面目な人は、いったん逃げたり休んだりすると、そのままどんどん自堕落になってしまうのではないかと思いがちです。しかし、心配しなくても大丈夫です。







