インバウンドにも知名度抜群
白馬ブランドはすでに世界レベル

 白馬の世界ブランド化が進んでいる。10のスキーリゾート(爺ガ岳スキー場、鹿島槍スキー場 ファミリーパーク、White Resort白馬さのさか、エイブル白馬五竜、Hakuba Winter Sports Park 、白馬八方尾根スキー場、白馬岩岳スノーフィールド、つがいけマウンテンリゾート、白馬乗鞍温泉スキー場、白馬コルチナスキー場)からなる「白馬バレー」は、1998年長野冬季オリンピック開催地でもあり、インバウンドにも知名度は抜群だ。

 白馬バレーの2024ー2025年冬期の総来場者数は、前年比12%増加の187万人に達している。このうち外国人来場者数が前年比28%増加の73万人と過去最高となり、総来場者数の39%を占めるに至っている。

 白馬村の外国人宿泊延数は、44万7474人(2024年)に達し、妙高と同じように豪州が45%と圧倒的なプレゼンスを占める一方、中国が2%にとどまる(図表3-5)。

図表3-5 白馬村における国別外国人宿泊延数同書より転載 拡大画像表示

 こうしたなか、国内外の富裕層をターゲットにした外資系高級ブランドホテルやホテルコンドミニアムの進出も続いている。「コートヤード・バイ・マリオット 白馬」(2018年12月開業)に続き、シンガポールのカノリーホテルズは、2022年12月、「カノリーリゾーツ白馬」を開業した。

 1日1組限定バトラー付きプライベートヴィラの広さは400平米を誇り、食事は、内廊下で繋がる隣接のステーキレストランや、都内予約困難店の鮨職人による出張料理も堪能できる。ピーク時には一泊素泊まりでも100万円を超える金額ながら、スキーシーズンにはほぼ予約で埋まっている盛況ぶりだ(写真3-6)。

写真3-6 カノリーリゾーツ白馬同書より転載