やろうと思っているのに、なぜか動けない。新しいことに挑戦しようと考えても、「もう少し準備してから」「失敗しないように考えてから」と先延ばししてしまう。そんな経験はないだろうか。多くの人は、その原因を「意志の弱さ」や「能力不足」にあると考えるが、実際には別のところに原因があるかもしれない。マイクロソフトの元役員で、815社・17万3000人の働き方を分析してきた「働き方」の専門家・越川慎司氏によれば、行動力があり評価されている人たちが「使わない言葉」があるという。越川氏の著書『会社から期待されている人の習慣115』(ダイヤモンド社)から、停滞を抜け出すための「言葉の使い方」を紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
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やろうと思っているのに動けない
新しいことに挑戦しようと思っている。
やらなければいけないことも、頭ではわかっている。
それなのに、なぜか動き出せない。
気づけば、同じ毎日を繰り返している。
「ちゃんと考えてからやろう」
「失敗しないように準備してから動こう」
そう思うほど、行動は遅くなる。
そして気づかないうちに、停滞が長引いていく。
その原因は、能力ではなく「言葉の使い方」にあるかもしれない。
人生がうまくいく人は「挑戦」と言わない
815社17万人の「働き方改善」を支援してきた専門家である越川慎司氏は、著書『会社から期待されている人の習慣115』で、職場での評価が高い人たちの共通点を次のように紹介している。
一方で、あまり使わないのが「挑戦」です。
「挑戦しよう」と決めた瞬間、失敗が許されない気がしてきて、理想の姿と現実との距離が一気に広がり、結果として、やる気があるのに動けない状態に陥ることがあるからです。
――『会社から期待されている人の習慣115』より
評価される人ほど、「挑戦」という重い言葉を使わない。
代わりに、「試す」「実験する」という軽い言葉で行動を始める。
その言葉は、行動にも表れている。
実験は期限や制約があるほど動きやすくなります。
期間・対象・測定項目をそれぞれ1つに限定し、これだけは確かめると決めてから始めているのです。
――『会社から期待されている人の習慣115』より
「挑戦」と考えるから、失敗が怖くなって、動けなくなる。
「実験」と捉えるから、行動することが前提になって、小さく始められる。
完璧を目指す人は、動けない。
まず試す人だけが、前に進む。
その違いが、やがて人生の大きな差となって現れていくのである。
人生は「習慣」から変わっていく
同書ではこの他にも、
・重要な仕事は「午前中」にやる
・「集中時間」を周囲に宣言する
・疲れ方に合わせて休み方を使い分ける
といった、周りに信頼され、チャンスを手にした人たちの意外な共通点を多数紹介している。
「現状を変えたい」と願う人は、知っておいて損はないだろう。
(本稿は、越川慎司著『会社から期待されている人の習慣115』に関連した書き下ろし記事です)
株式会社クロスリバー 代表取締役社長
日系通信会社や外資ベンチャーなどを経て2005年にマイクロソフト米国本社へ入社。その後、日本マイクロソフトの役員としてExcelやPowerPointなどの事業責任者を務める。2017年には週休3日・複業を実践する会社、株式会社クロスリバーを設立し、800社以上の働き方改革を支援。年300回以上提供する企業向けオンライン講座の受講者満足度は平均96%、行動に移す受講者は95%以上。著書は『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)や、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など33冊、累計130万部。NHK、TBS、テレビ東京、PIVOT、NewsPicksやReHacQなどメディア出演多数。









