本を読まない人は、いつまでも忙しさから逃れられない

 仕事ができる人は、常にインプットを続けています。読書に限らず、セミナー、講演、ビジネス系YouTube、音声アプリ……。形式は違っても、たえず情報を仕入れています。それが仕事の判断力やスピードを生み出しているのです。

 一方で、多くのビジネスパーソンはこう思っています。

「本を読む時間があるなら、目の前の仕事を片づけたい」

「読書が大事なのは分かっているが、今はそんな余裕がない」

 実はこの考えこそ、仕事がいつまでも忙しいままで終わってしまう最大の原因です。私自身も、まさにこの罠にはまっていました。

 目の前の作業に追われ、やり方を学ぶ時間を後回しにする。

 すると、非効率な仕事のやり方を繰り返すことになる。

 そのため仕事は減らず、残業で対応し、さらに仕事が増える。

 こうして、忙しさから抜け出せない負のループに陥ってしまうのです。

 ただし、本を読んでいるにもかかわらず、成果が出ない人もいます。

 インプットしているのに、仕事も人生も変わらない。

 それは、私が失敗した読書の罠に、その人もはまっているからです。

(1)本を読むこと自体が目的になっている

 最初から最後まで読み切ることで満足している。「もう少しで読み終わる、がんばろう!」「やった!読み終わった!」……残るのは、読み終えたという達成感だけです。読書のゴールは完読ではありません。使える知識を手に入れることです。

(2)読んでも行動しない

 読書は、あくまでスタート地点。知っただけでは何も変わりません。重要なのはその後です。実践しない、習慣にしない読書は、量をこなしても成果に繋がりません。