一体型ケーブル、1%刻み残量表示などの実用機能も

 こうして誕生したバッファローの「BMPBSA10000シリーズ」は、容量1万mAhの半固体モバイルバッテリーだ。本体サイズは約116×約74×約15.2mm、重量は約210gと薄型で持ち運びやすい。ボディーカラーは、メタリックブラックとシルキーホワイトの2色が用意されている。

 本体一体型のUSB Type-Cケーブルを備えており、ケーブルを忘れてスマホを充電できないという事態を防げる。USB PD 3.0対応で最大30W出力が可能で、さらにUSB Type-Cコネクターも用意されており、2台のデバイスを同時に充電することもできる(同時充電時は合計出力15W以下になる)。

 バッテリー本体の充電も30Wの急速充電に対応しており、約125分で満充電が可能。1%刻みでバッテリー残量が分かるLEDモニターが搭載されているのも便利だ。

BMPBSA10000シリーズ「BMPBSA10000シリーズ」では、バッテリー残量が1%刻みで表示される Photo:Diamond

 また、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなど充電電流の少ないデバイスを接続すると、充電を停止してしまうモバイルバッテリーも多いが、本製品は「低電流モード」を備えており、そうしたデバイスも問題なく充電できる。

 さらに、ACアダプター→本製品→スマートフォンのように接続することで、スマートフォンを優先して本製品から充電し、スマートフォンの充電が完了したら自動的に本製品を充電する「パススルー機能」も用意されている。就寝前にACアダプターをつないでおくだけで、翌朝どちらも満充電で持ち出せる便利な機能だ。過電圧保護や過電流遮断などの多重保護回路を搭載している点も、根本氏が最初に語った「電源周りを甘く見てはダメ」というバッファローの方針を体現している。

バッファロー コンシューママーケティング部 新商品推進課課長 根本将幸氏、周辺機器開発部 サプライ開発課課長 河端俊徳氏、周辺機器開発部 サプライ開発課の村瀬正美氏左から、バッファロー コンシューママーケティング部 新商品推進課課長 根本将幸氏、周辺機器開発部 サプライ開発課課長 河端俊徳氏、周辺機器開発部 サプライ開発課の村瀬正美氏 Photo:Diamond

 半固体バッテリーを採用したモバイルバッテリーは、少しずつではあるが、複数のメーカーから登場しつつある。その中でBMPBSA10000シリーズが際立つのは、技術や安心への信頼をメーカー任せにせず、バッファローが自社で一から検証し直したプロセスにある。安全性を重視してモバイルバッテリーを選びたい、子どもやお年寄りに安心できるモバイルバッテリーを持たせたいという人にとっては、有力な選択肢となるはずだ。