株価調整は過剰で投資の好機!
悪材料は出尽くし

第一三共
(チャート・配当グラフ提供)マネックス証券
拡大画像表示

 次の注目株は、第一三共(東証プライム・4568)。製薬大手。「狙った細胞だけにピンポイントで薬剤を届ける」抗体薬物複合体(ADC)でパイオニア。

 2026年5月11日に中期経営計画を発表。「エンハーツ」などの主力抗がん剤の成長をけん引役に、2031年3月期に営業利益6000億円以上(2026年3月期は2290億円)などを目指す。配当方針は従来の「DOE(株主資本配当率)8%以上」から「累進配当および調整後DOE10%目標」へ大幅に引き上げた。

 前期は供給計画の見直しに伴う製造委託先への損失補償引当金から減益となったが、今期の営業利益は前期比37.5%増と好転する見込み。

 主力「エンハーツ」は適応範囲・地域を広げ、今後も胃がんや固形がんなどへの拡大を計画する。エンハーツに続く成長けん引役として期待の「ダトロウェイ」も、既に肺がんなどの一部で新薬承認されており、今後も適応範囲を拡大していく方針。

 株価は需給(売りと買いのバランス)をはじめ複合的な要因が重なり、2024年8月高値から一時マイナス60%まで下落。ただ悪材料は出尽くしたとみられ、中長期目線では仕込み時だ。

*「調整後DOE」とは、「調整後株主資本」を元に算出したDOE。株価や為替の変動による「見かけ上の純資産の増減」を排除し、企業が本業で稼ぎ蓄えた資本を元にDOEを算出しているイメージ。

【投資スタンス】最低半年以上! 長期推奨

【買いの目安】200日移動平均線を大きく下回る現状水準は好機

【売りの目安】直近安値より下方に位置する節目2400円を割り込んだら

仲村幸浩さん

◎この株を選んだのは…仲村幸浩:ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ所属の、ザイ専属のアナリスト。立教大学経済学部卒業。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。証券会社や金融情報サービス会社を経て現職。マーケットアナリストとして各種メディアで活動中。高配当株、増配株など配当株の分析に定評。利回りの高さだけでなく、配当の永続性や累進性、さらに増配株のパターン分析など、独自の視点が個人投資家に人気を博す。

本記事は、ウィークリー・ダイヤモンドZAiの内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。