相場崩壊か、超知能の誕生か
日本を待つ「2つの未来」
ひとつめのシナリオは上場がすべて成功した先の未来です。
市場から調達した巨額の資金を投資に回すことで、アメリカには巨大なデータセンターと、人間の能力をはるかに凌駕する超知能がきわめて近い未来に誕生することになります。
私たち日本人はそれを使うことが経済の前提となり、生産性は日常的に大幅に上昇する一方でアメリカに支払うデジタル赤字も巨額なものになっていくでしょう。
とはいえ、AIエージェントが伴走してくれるそれなりに快適な生活が早く訪れるという点で、プラスが期待できる未来が見えてくるでしょう。
ふたつめのシナリオは、3社のIPO計画が途中で頓挫する未来です。
ひらたく言い換えると、そのときにはAI株バブルがはじけることになります。2000年頃のIT株バブルが崩壊したときと同じで、イケイケだった株式市場が一気に暗いムードへと陥ります。
この影響は短期的には日経平均が下落することで、富裕層中心に消費が停滞することが危惧されます。
実体経済への影響が大きいのは、アメリカのハイテク企業がそれまで計画していた巨額のAIデータセンター投資が鈍化することです。
日経平均の上昇を支えてきたいわゆるAI半導体銘柄と呼ばれる企業群の業績見通しが悪化することが引き金となって、日本経済を不景気が一気に包むようになります。
問題はそのときイラン情勢がどうなっているかです。昨日、イラン軍当局がホルムズ海峡の封鎖を宣言しました。このような状態が続くようであれば、石油不足、モノ不足があいまって、日本経済は本格的な不況へと陥るでしょう。
このふたつのシナリオを考慮した場合、私たちにとってよりよい未来はスペースXの株価がロケットのように上昇していく未来なのですが、実際はどうなるでしょう?今晩は眠れそうにありません。








