「LINEの返信が来ない…」とモヤモヤしたり、タスクに追われて不安になっていませんか? 心がソワソワする背景には、日々の環境や仕組みに原因があります。漠然とした焦りから解放され、いつでも頭をスッキリと穏やかに保つための「3つのアプローチ」を解説。日常の気がかりを劇的に減らし、毎日を安心して過ごすための実践的な工夫をお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
Photo: Adobe Stock
「不安」を減らす3つのポイント
今日は、日々の「気がかり」や「不安」を減らすために大切な3つのポイントに絞ってお話しいたします。
1. 気になる頻度を減らす環境を作る
私はもともとLINEがあまり得意ではありません。既読がついたのに返事がすぐに来なかったり、逆に長い間既読がつかなかったりすると、「このまま返事が来なかったらどうしよう」「嫌われているのではないか」と、あり得ないと思いながらも過剰に不安になってしまう悪い癖があります。精神科医として偉そうなことを言っているにもかかわらず、自分自身にそういった性質があり、最近も考えすぎてしまうことがありました。
一方で、メールの場合は全く気になりません。メールはチェックしようと思えばいつでもできますが、「一度送ったら返信に数日かかることもある」と最初から割り切れるからです。また、スマホの画面に通知が出続けたり既読機能があったりしないため、気持ちが急かされません。手紙の返事をせかせかと待つ人が少ないのと同じ感覚です。
では、なぜLINEだとすぐに気になってしまうのか。それは「こまめにチェックしてしまうから」だということに気がつきました。スマホは頻繁に触るため、すぐそこにあるLINEをパッと見ては「まだ来ていない」と思ってしまうのです。結果として、長時間LINEのことが気になり、苦手意識が強まってしまいます。
これを解決する方法は非常に簡単です。LINEをチェックする時間を決め、基本的には非通知設定にしておくのです。例えば、「3時間に1回」や「1日2回」などと確認する頻度を減らせば、ちょこちょこ見てモヤモヤする時間を減らすことができます。気がかりになる「頻度」そのものを減らす環境的な工夫が、まずは非常に重要になります。
2. 直接関わらない(人に任せる・仕組み化する)
2つ目は、1つ目と少し似ていますが「直接関わらない」ということです。
最近少し忙しくなってきたこともあり、これまで全て自分でこなしていた事務作業をお願いできるスタッフの方に入っていただきました。メールのやり取りやスケジュールの調整、請求書や交通費の確認など、地味に時間と手間がかかる作業です。
少しの量なら問題ないのですが、色々な案件が同時に進行すると頭が混乱してしまいます。また、自分で直接やり取りをしていると「メールを送ったけれど、まだ返事が来ていないな」「あの件は大丈夫だったかな」と思い出して気になってしまいます。しかし、間に誰かに入ってもらい、直接関わらないようにすることで、心の中がずっとスッキリした状態を保てるようになりました。「何かあれば教えてください」というスタンスにしておくだけで、非常に気持ちが楽でいられます。
もし、すぐに人を雇うのが難しかったとしても、あなたが気にしていることの中には「直接自分がやらなくてもいいこと」が含まれているかもしれません。他の人に任せたり、アプリなどの便利なツールで代用したりして、自分が直接気にしなくても物事が回るような仕組み(アラームの活用など)を作ることが大切です。



