男子校:佼成学園(東京都)
今の時代、中堅の男子校は非常に数が少なくなっています。そのなかで私が注目しているのが佼成学園です。
佼成学園の最大の魅力は、一人ひとりの学力を着実に伸ばそうとする教育姿勢にあります。
難関大への合格実績が学校選びの重要な指標として注目される中、上位層への指導に力を入れる学校もあります。
一方、佼成学園は中位層の生徒をどう育てるかに力を注いでいます。そのためのカリキュラムの設計をはじめ、学校の雰囲気からも中位の成績の生徒を何とか引っ張り上げようとしている意志を強く感じます。
こうした方針が保護者に大きな安心感を与えているのは間違いなく、実際、保護者の満足度が高いと聞いています。
学校の経営が安定しており、目先の採算にとらわれず柔軟な運営ができるのも大きな利点でしょう。中位層を上手に教えられる教師をしっかり確保し、これが教育の質につながっています。
ここ数年で進学実績も偏差値も着実に上がっています。
現在まさに上昇気流に乗り始めているところで、5~6年後には、今よりも一段高い進学実績が期待できます。近年入学してくる層の質が上がってきているため、その生徒たちが卒業するタイミングでその実力の伸びが進学実績にもつながっていくでしょう。
立地の面では、杉並区の和田(最寄り駅は方南町)にあり、一部エリアからはアクセスに時間を要する場所にあります。
ただ、杉並区や隣の中野区は教育熱心なエリアであり、保護者の教育への関心が高く、男子校を探す家庭に佼成学園が身近な選択肢として知れ渡れば、中位層のよい受け皿となるでしょう。
満員電車で窮屈な思いをしながら遠距離通学をせずとも、近くに安心して通える男子校があることに保護者が気づくのは、もはや時間の問題ではないかと考えています。







