女性のランキングでも、健康寿命が短いがゆえに、日常生活に制限なく暮らせる期間も短くなっている都道府県が顕著にわかる。

 日常生活に制限がある期間が最も長くなってしまっている神奈川県は、健康寿命においてもワースト3位。次いでこの制限期間が長い奈良県も同様に健康寿命はワースト6位、ほかにも兵庫県、宮城県、徳島県、沖縄県がどちらのランキングでも下位となっている。

 この空白の期間の長さは、個人の幸福度だけでなく、残された家族の介護負担や、地域の医療・介護負担にも影響を与える可能性がある。

 今回公表された数値は調査を基にした推計値であり、わずかな順位差だけで各県の健康状態を断定できるものではないし、単に都道府県を評価する「通信簿」ではない。しかし、私たちがこれから迎える「老後」という現実のリアルな予兆の一つであるといえるのではないか。