営業と事業開発にある
3つの「大きな違い」とは?
営業と事業開発とでは、具体的に、次の3つの観点で大きな違いが存在します。
【ミッションの違い】
営業は「今ある仕組みの中で、売り上げを最大化する」ことが目的ですが、事業開発は「これから売れる仕組み(型)をゼロからつくる」ことが求められます。
【扱う商材とターゲット】
営業が「既に完成している自社プロダクト」を「明確に定義されたターゲット顧客」へ提案するのに対し、事業開発は「まだ未完成のプロダクト、または新しい構想」を武器に、「ターゲット自体を探索・検証する」フェーズから関与します。
【求められるコアスキル】
営業には提案力やクロージング力、目標達成への執念が不可欠ですが、事業開発には仮説検証力、部門の壁を越えて社内外を巻き込む力、そして何もない状態から泥臭く形にする遂行力が求められます。
事業開発の1日は、営業のように「商談とクロージング」の連続ではありません。
午前中は顧客の生の声をもとにエンジニアと新機能の実装について激論を交わし、午後は自社だけでは解決できない課題を補うため他社へ業務提携の提案に行き、夕方には新しい料金プランのシミュレーションを作成して経営陣にプレゼンする――というようにさまざま関係者と交渉しながら、仕事を進めていきます。
ここで忘れてはならないのが、事業開発がどんなに優れた計画や青写真を描いたとしても、それを実際に形にするエンジニアが存在しなければ、その企画はただの「妄想」に終わってしまうという事実です。
だからこそ、開発組織と対等にディスカッションできるテクノロジーへの知見を持ち、彼らと強固な信頼関係を築くことも、事業開発に求められる極めて重要なスキルの一つといえます。
前提となる「武器(商品や営業資料)」がない暗闇の中で、自ら仮説を立てて泥臭く突き進み、最終的に「誰がやっても売れる状態」を作り上げる。スマートなイメージとは裏腹に、非常に「総合格闘技的」な職種なのです。







