経営コンサル2社が
破産した理由
大手・中小企業向けに事業・経営戦略策定や業務改善、新規事業などのコンサルティングを手がけていた「Arinos」(東京都中央区)は、約2億7900万円の負債を抱え、1月26日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
同社は、2010年10月に設立され、経営全般にわたるコンサルティングのほか、業務改善やDX化に向けたパッケージソフトの販売やコンサルタント向けマッチングサイトの運営も手がけ、2022年9月期には年収入高約8億8000万円を計上していた。
しかし、その後は役員の退任や従業員の退職でサービスが低下し、得意先からの契約解除も発生して受注が減少。2024年9月期の年収入高は約5億7000万円に落ち込み、固定費負担も重く営業赤字が続いていた。さらに、大口のクライアントとの取引終了に加え、公租公課の滞納により差し押さえがなされるなど資金繰りは限界に達し、事業継続を断念した。
福岡市中央区に本社を置く「フランフォレ」も、各種コスト増とクライアント企業の内製化の余波を受けて、破産に追い込まれた1社だった。
同社は、2018年2月に設立されたコンサルティング・マーケティング業者。ECマーケティング支援やブランディング支援などを幅広く手がけ、主に中小企業の販促支援を行うほか、クラウドファンディングを利用した、かばんをはじめとするレザー製品の小売りも行っていた。
しかし、その後は同業者の参入増加で競合が激化する中で、取引先における広告費抑制や内製化も進み、受注環境が悪化。加えて、人件費や外注費の上昇に対し、十分な価格転嫁が進まず採算性も悪化していた。売り上げ減少に歯止めがかからないまま、資金繰りがひっ迫したことから事業の継続を断念し、4月28日に福岡地裁より破産手続き開始決定を受けた。







