「自分を変えたい」と思っても、長年染み付いた性格や考え方はそう簡単には変わりませんよね。人間の性格は、いわばその人の「歴史」そのもの。すぐに変わらないからといって、焦る必要はありません。では、どうすれば無理なく理想の自分へと近づけるのでしょうか? 焦らず着実に変化を生み出すための、たった1つの秘訣をお伝えします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
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自分を変えるための唯一の方法
今日は、「自分を変える」――例えば、性格や考え方、行動パターンを変えるための唯一の方法というテーマでお話ししたいと思います。
私はよく、「こういう行動をとったほうがいいですよ」「こういう考え方をしたほうがいいですよ」とアドバイスをします。すると、必ずと言っていいほど「そんなに簡単には考え方を変えられないのですが、どうしたらいいですか?」というご質問をいただきます。
本質的なことほど、変えるのはとても大変なことですから、そう思われるのはごもっともです。
まずは「行動」を変えてみる、そして「意識」する
もちろん、すぐに変えやすいものもあります。それは「行動パターン」です。たとえば、「いつもAを選んでいるから、今日はBを選んでみよう」といった行動の選択なら、すぐに実行できますよね。
しかし、物事の捉え方や考え方となると、そう簡単にはいきません。変えようと思っても、ついついこれまでのやり方や考え方に戻ってしまい、なかなか変われないということもあるでしょう。
そういう時、私は「すぐに変えられなくてもいいから、『こうすればいいんだな』と納得し、そのことを覚えて意識しておくことが一番大切だ」とお伝えしています。
性格は「あなたの歴史」。焦らなくても大丈夫
わかりやすい例を挙げましょう。ネガティブにくよくよ悩んだり引きずったりするよりも、「なるようになるさ」と明るく構えていたほうが、物事はうまく進みますし、不安も減っていいことずくめです。
しかし、「そう思いたくても思えない。そういう性格だから」という意見もよくわかります。人間の性格というのは、その人の「歴史」そのものです。これまでの性質やさまざまな経験・学習の結果として出来上がったものなので、元々すぐには変えられないのです。
逆に、魔法のように突然人が変わってしまったら、それは洗脳のようで少し怖いことですよね。だから、「こんなふうになりたいな」「こういう考え方ができたら素敵だな」と頭の中で思い続けることが大切です。
そうやって意識しているだけで、人は少しずつ変わっていきます。「いつもはこうしていたけれど、今回はこう捉えてみよう」と試す機会が生まれ、無理なく方向性が定まっていくのです。



