優秀な管理職ほど「締め切りが先の仕事」から手を付ける納得の理由写真はイメージです Photo:PIXTA

常に大量の仕事に追われているのが、多くのプレイングマネジャーの悩みです。実務に加えて、部下の相談や育成、会議、意思決定まで担うため、「自分の仕事はいつも後回し」という人も少なくありません。

一方で、平然と実務とマネジメントを両立させているプレイングマネジャーもいます。違いは、長時間働いていることでも、特別な才能があることでもありません。彼らは生産性を高めるための仕事術を身につけているのです。外資系企業で数多くの管理職と働いてきた経験をもとに、その再現可能な方法をご紹介します。(アークス&コーチング代表 櫻田 毅)

仕事が終わらない…
原因は、能力不足ではない

「今日も仕事が終わらなかった……」。誰しもこう感じた経験があるのではないでしょうか。とくに、実務とマネジメントを抱えるプレイングマネジャーでは、その思いは深刻です。

 一方、私が長年勤務した外資系企業では、多くの管理職がプレイングマネジャーでありながら、実務とマネジメントを当たり前のように両立していました。

 彼らの生産性は、日本企業にいた頃の私から見ると体感で2~3倍。私なら1週間かかりそうな仕事でも、わずか2日で形にし、2人で担当してもおかしくない案件に、1人で淡々と取り組んでいることも珍しくありませんでした。

 もちろん、外資系のスピード感と生産性の高さは、責任と権限が明確で意思決定が速い組織文化が影響しています。しかし、それだけではありません。

 彼らは、生産性を高める「仕事の動かし方」を身につけているのです。