中国の習近平国家主席中国の習近平国家主席 Photo:China Pool/gettyimages

高市首相の支持率回復のカギは安保と内閣改造だけ?

「数字に一喜一憂することなく、謙虚に真摯に、国家国民のためにコツコツ仕事をしてまいります」

 7月27日、特別国会が同月25日に閉幕したのを受けて記者会見した高市早苗首相は、内閣支持率の低下について、時折、笑顔を見せながらこのように述べた。

 しかし、7月24日の深夜、事実上閉幕した特別国会は、特に終盤、「高市バブル」の崩壊を印象づける国会になったと感じている。

「支持率の低下は、強引に見える皇室典範の改正や副首都法の可決、効果が見えない円安・物価高対策、それに与野党間でいつまでたっても合意できない飲食料品の消費税率とか政策面での問題もあれば、中傷動画の問題を陳述書で済ませようとしたこととか、あなたが書いているような、『実際の権力者は麻生さん(麻生太郎自民党副総裁)』みたいな報道が続いたからだろうね」(自民党閣僚経験者)

 昨年10月の政権発足以来、60%台後半から70%台前半を記録してきた高市内閣の支持率が、時事通信や毎日新聞などメディアによっては40%台にまで落ち込んだことは、高市首相が、いかに「ふわっとした人気」に支えられてきたかを如実に物語っている。

 前述の閣僚経験者に、「高市首相が支持率をV字回復させるには?」と問うと、電話越しにこんな答えが返ってきた。

「国民の皆さんの生活実感を大幅に改善するような“打ち出の小槌”はないから、当面は外交・安全保障で頑張り、内閣改造で刷新感を打ち出すことぐらいしかないかな」