相手がどれほど深い悩みの底にいたとしても、あなたの心まで消極的になる必要はありません。

 他人の問題と自分の感情の間にしっかりと線を引きましょう。自分の感情を害してまで他人を助けようとするのはやりすぎです。

「これ、一番いけないですよ、自己否定が。進んで積極的に自己肯定をなさい」 『心を磨く』より

 人生において最も避けるべきことは、自分自身を否定することです。

 一番大切な存在であるはずの自分を否定してしまうのは、自ら未来の可能性を閉ざすことになります。

 他人がどう接してくるかはコントロールできませんが、自分だけは最後まで自分を大切にするべきです。

 とはいえ、急に自己肯定感を高めようとしても難しいかもしれません。

 そこでオススメなのが、日々、小さな「徳」を積み重ねることです。人の良いところを見つけたり、人に感謝したり、あるいは人知れず誰かの役に立つために行動する。

 そうした日々の営みの蓄積が、「自分にはこんな良いところがあるんだ」という確信に変わり、自然と自分を認められるようになっていきます。

 自己否定という足かせを外し、自分の可能性を信じてコツコツと歩み続けましょう。

 最期の瞬間に「幸せな人生だった」と思えるように、自分の素晴らしさを信じて、今ここから始めていきましょう。

※中村天風の言葉は次の書籍からの引用です。
『心を磨く』(PHP研究所) 『君に成功を贈る』(日本経営合理化協会出版局)
『真人生の創造』(PHP研究所) 『運命を拓く』(講談社)