「使うべき心に反対に使われて生きている」 『心を磨く』より
私たちは本来、自らの人生をより良くするために「心」を使う主体であるはずです。しかし、多くの人が知らず知らずのうちに、湧き上がる感情に支配され、心に「使われる」生き方をしてしまっています。
「つらい」「悲しい」という感情に心を乱されるのは、まさに心に使われている状態です。
心は本来、自分が支配し、使いこなすべきものです。
たとえば、人との別れに直面したとき、ただ悲しみに暮れるのか、あるいは「人間関係がひとつ減ったから、より良い人間関係が生まれる余白ができた」と捉えるか。
後者のように捉えられれば、悲しみは期待やワクワクした気持ちへと変わります。
自らの意志で心を使いこなし、建設的な方向へと導くこと。心に使われるのではなく、心を使いこなすこと。
その主従関係を正しく保つことが、人間関係の質を高める鍵となります。
相手を許すことは、自分の心を自由にすること
「怒ると同時に笑うことはできないんだから」 『君に成功を贈る』より
私たちは、怒りながら同時に笑うことはできません。「人は一度にひとつの感情しか選べない」からです。
怒りを選べば怒りの世界が広がり、笑顔を選べば笑顔の世界が広がります。
怒っているとき、人は自分も他者も幸せにすることができません。
極端な話ですが、もし、あなたが怒りのまま相手に強い言葉をぶつけ、その相手に翌日、不幸が起きて亡くなったとしたら、あなたは後悔しないでしょうか。
もちろん、相手の態度に不快になることはあります。しかし、自分の対応まで相手に合わせる必要はありません。あなたが相手に不快感を抱かせる必要はないのです。
相手がどうであれ、自分は後悔しない言葉や行動を選ぶ。これは相手のためであると同時に、自分自身の心の状態を守るためのコツです。
怒りを選ばないということは、積極的な心を選ぶということです。どんな状況でもマイナスの感情に支配されてはいけません。
怒りを手放し、笑顔や感謝を選ぶことは、自分の人生をより良くする秘訣なのです。







