通常は仕事を行っている中で、時間とともにコストを発生させているという実感が湧きません。しかし、実際には「原価=時間」です。すなわち、時間の概念が大切なのです。リードタイム分析を行うことで時間(リードタイム)を短縮し、原価を下げることができます。
リードタイム分析とは、業務のプロセスを時系列に「見える化」し、各プロセスの業務を付加価値の観点から分析するものです。例えば、顧客から注文をもらい、それを受けて生産・販売して、顧客に商品を届けるまでの時間を分析します。さまざまなプロセスを経て顧客に商品を届けています。この業務のプロセスを分析していくことがリードタイム分析です。これにより、付加価値を生む仕事と生まない仕事が明確になります。
会社の経営とは、これらQCDの3つを追求するマネジメントです。現状よりもレベルアップすることで、顧客に付加価値を提供でき、利益を創出することで新製品の開発ができて、株主への還元にも応えられることになります。QCDは相互に関係しているため、Q(品質・性能)やD(デリバリー)を考慮しながらコストを低減し、付加価値を高めていくことが必要になります。
自社だけではなく、関連する外注先や部品会社、材料を仕入れる会社、その他の仕事を依頼している会社との協力も必要になります。昨今は日本の会社は海外に販売拠点や生産拠点、サービス拠点を設けているため、そうした海外の会社との協力も必要になります。サプライチェーン(供給網)マネジメントが会社の経営にとって非常に重要な位置付けになっています。
このQCDをマネジメントするのが経営者の役割ですが、QCDを作り出しているのは社員全員の仕事です。社員全員がQCDを考慮しながら業務を行う必要があります。社員全員が原価のマネジメントを行いながら業務を改善しなければならないのです。業務そのものが、原価を考えたり、価値を創造したりすることなのです。







