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「やりたいことが分からない」と悩む人は多い。しかし、その原因は能力不足ではなく、他人の期待や評価に振り回され、自分の本音が見えなくなっていることにあるという。キャリアの専門家が、変化の激しい時代を生き抜くために必要な考え方を紹介する。※本稿は、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹『静かな時間の使い方 自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
現代人はSNSや広告に
脊髄反射してしまっている
私たちは、自分が何を大切にしていて、何に時間を使いたいのか、わかっているようでわかっていません。
さらに現代は、SNSやデジタル広告がソーシャルノイズ(=私たちの思考と行動を縛る、外部の規範・評価・期待)の拡声器となって、私たちの欲望を外部から刺激します。欲しくもないブランド品を衝動買いさせられたり、流行りのスポットに足を運ばされたりしています。
自分で決めているようで、自分で決めていない。ソーシャルノイズに脊髄反射している状態です。
これを乗り越える方法はあるのでしょうか?
解決方法は結局、ただひとつです。
「自分は何を大切にしたいのか?」「自分に必要なものはなにか?」という価値観をきちんと見つめ直し、自分の欲望に向き合って、言語化するしかありません。
これをやらない限り、どれだけ時間とお金を確保しても、「足りない」「満たされない」と悩み続けることになります。
これこそが、静かな時間を「リフレクション」(編集部注/自分の行動・思考・感情について振り返り、自分を見つめ直すこと)に使うべき理由です。
私たちは、もっと自分のことを考える必要があると思います。







