基礎をとことんやり直して
スランプを脱出

 しかし、なかなか合格の確信は持てず、受験直前にもスランプはやってきた。1月に行われた塾の「正月特訓」で、初めてクラスが落ちたのだ。そこで、特に点数が下がった算数を基礎からしっかりやり直すことにした。

「結太は塾の先生ともよく話していたので、助言をもらいながら取り組んでいました。私たちは先生と本人から話を聞きつつ、見守ることにしたのです」(奈津子さん)

 そのおかげで成績は順調に回復し、念願の開成合格を手に入れた。部活はクイズ研究会に決めて「テレビにも出たい」と張り切っている。

【開成合格家族】「親は勉強にノータッチ」が功を奏す、自らゲームを封印して“朝6時起き学習”を続けた息子の原動力とは各地の神社に足を運んだり、 取り寄せたりして集めた合格祈願のグッズ。 
【開成合格家族】「親は勉強にノータッチ」が功を奏す、自らゲームを封印して“朝6時起き学習”を続けた息子の原動力とはリビングに飾っている合格だるまは、開成合格時に目入れを済ませた。

 志望校に合格できただけでなく「受験を通して、自分で計画して実行する力が身に付いた」と、奈津子さんは結太さんの成長を実感。最後の1年間は家族の誰よりも早く起きて朝学習に励む姿も見ていた。亮さんは「自分に自信が持てるようになった」と語る。