英語力でも接客経験でもない…ANA・JALのCA採用、受かる人と落ちる人の決定的な違い 英語力でも接客経験でもない…ANA・JALのCA、受かる人と落ちる人の決定的な違い(写真はイメージ)です Photo:PIXTA

ANAやJALなど航空各社は客室乗務員(CA)の大規模採用を再開している。一方で、燃油高騰、中東情勢などから経営は決して楽観視できる状況ではない。CAの就活事情について、イカロス・アカデミー「エアステージ・エアラインスクール」の藤井平スクールディレクターに話を聞いた。【前中後編の後編】(航空ジャーナリスト 北島幸司)

『スチュワーデス物語』の堀ちえみか
『やまとなでしこ』の松嶋菜々子か…

――客室乗務員(CA)を目指す就活生に人気のエアラインはどこか順に数社教えてください。

 その年の採用状況や募集人数によって変動しますが、弊校の受講生や毎月開催しているイベント、セミナーの参加者の志望状況を見ると、ANA、JAL、スカイマーク、Peach、ZIPAIRなどが特に人気です。

 各社が開催する説明会やセミナー、インターンシップなどを通じて、エアラインとの接点が多くなるほど、理解度が高くなり、志望度も上がるので、人気につながることがあります。

 MCC(中堅航空)やLCC(格安航空)も根強い人気があります。それぞれ独自の企業文化やサービス、働き方に魅力があり、自分に合った社風を重視する就活生から支持されています。

 また、リージョナルエアラインも地域に密着した運航や温かみのあるサービスが特徴で、近年注目度が高まっています。ただし、採用人数が比較的少ないため、競争率が高くなる傾向があります。

――あえて大手ではない会社を志望する例もありますか?

 地方出身者で地元愛が強い人で、地元を拠点とする航空会社を志望する人はいます。具体的には、AIRDO、ソラシドエア、JTAなどが挙げられます。

 また、比較的身長が低めの人が、小型機をメインに運航する、大手ではない会社を志望する場合もあります。

 なお、ANAとJALの採用担当者へ確認したところ、「身長制限はありません」とのこと。以前は身長基準が設けられていましたが、現在は募集要項に身長制限を記載することはなく、「どなたでも挑戦いただけますよ」というスタンスです。

 特定のエアラインに強い魅力を感じ、その会社への熱意を持って選考に臨む受験者は多くいます。企業理念やサービス、目指す方向性は会社ごとに異なりますし、求める人材像もさまざまです。受験者それぞれの強みや価値観によって、目指すエアラインも自然と変わってきます。

――エアラインが求める人材像で、例えば『スチュワーデス物語』の堀ちえみさんタイプか、それとも『やまとなでしこ』の松嶋菜々子さんタイプか、どっちの方が今はCAになれますか?