そうですね、外資系エアラインでは、アームリーチの基準を設けている会社が多くあります。例えば、エアバスA380のような大型機を運航する中東系エアラインでは、収納棚が高い位置にあるため、212cm程度のアームリーチが応募条件となっている会社もあります。

 また、人の体には利き手や肩の可動域などによる左右差があります。会社によっては、アームリーチ測定の際に「右手では届かないなら、左手でも試してみてください」と促され、左手で基準に達すればクリアと判断されたケースもあるようです。

――体育会系の部活などをやっている人の方が有利ですか?

 体育会系の経験がある人は、体力や忍耐力、上下関係への適応力、チームワークを身につけているというイメージを持たれやすいため、評価される場面はあると思います。ただ、だからといって「体育会系でなければCAになれない」ということは決してありません。

 CAはひとりで仕事をするのではなく、乗務するたびに異なるメンバーとチームを組み、安全運航とサービスを提供する仕事です。そのため、航空会社が重視しているのは、部活動の種類よりも、周囲と協力しながら目標を達成できる協調性やコミュニケーション能力です。

 社風として、「みんなで力を合わせて頑張ろう」という文化を持つ会社もありますが、それを単純に体育会系と表現できるかは難しいところです。

 一方で、どの航空会社でも共通して求められるのが「体力」です。早朝や深夜勤務、時差を伴うフライト、不規則な生活リズムなど、CAの仕事は想像以上に体力勝負です。

――エアラインスクールでは何を教えているのですか? スクールに通わないとCAになれないのですか?