スカウト採用に潜む落とし穴
合否を決める「本当の基準」

 ここ10年ほどの人手不足による売り手市場で、スカウト型の採用が広がり、エージェントだけでなく企業からも直接、あなたのここが弊社に合うと思うのでよければ会ってくださいという誘いが届くようになりました。

 しかし面接の場では、あくまで雇う側と一人の候補者という関係でしかありません。他の候補者と同様、能力も成果の再現性も判断される側なのです。呼ばれたから来た、という慢心がどこかにあると、企業研究が不十分になり、相手への敬意を欠いていることが露呈してしまいます。

 AIの影響で求人倍率が下がり始め、企業が採用の間口を絞る動きも出てきました。そうした流れの中では態度の大きい候補者はしだいに淘汰されていくでしょう。

 だからこそ、相手を理解し、貢献を仮説として語れる準備がこれからますます重視されます。採用の合否を決めるのは、あなたがどれほど優秀かではありません。問われているのは、その優秀さが、この会社のこの仕事で、どう役立つかなのです。

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