となると、施設の話よりも、自宅で最期まで暮らす方法についての話をしたほうがいいことに気づいた。
そこでわたしは考えた。「自宅で施設入居のような安心感を得ることはできないのか」と。そして閃いた。
「そうだ、自宅を私設老人ホームだと思えばいいのだ」と。
自分の家を「私設老人ホーム」だと思う。自分はそこの入居人だと思えばいいのだ。
施設に入らなくても
自宅で支援は受けられる
どうですか?わかりますか。入居者1人、管理者1人(一人二役)の私設老人ホームである。しかもオーナーは自分。入居金も管理費も無料だ。そうです。気の持ちようです。発想を変えれば、自宅が極楽になるというアイデアだ。
私設老人ホームの名前は好きにつける。自宅のドアの外側だと恥ずかしいので内側にお手製の看板を下げる。
ちなみにわたしの場合は、本当は、「私設老人ホーム・ローズガーデン」にしたかったが、バラが好きというわけではないので「私設老人ホーム・キラキラ星」である。死ぬまでキラキラ輝いていたいからだ。
具合が悪くなったり、骨折したりしたら、管理人(本人)が地域包括支援センター、社会福祉協議会、民生委員(どの地域にも存在する)に連絡すれば、誰か来る。自宅でも施設に入らなくても助けは来る。
住宅型有料老人ホーム、一般的なサ高住(編集部注/サービス付き高齢者向け住宅)に入居した場合、施設内には介護サービスがついてないので、こちらから包括支援センターに連絡してサービスを受けることになる。
「私設老人ホーム」の案を友人たちに話すと、「老いるのが楽しくなってきた!!」と大爆笑!!これから迫りくるひとりの老いや死を深刻に捉えるのではなく、ユーモアを持って乗り切りたい。
笑ってしまえばいいのよ。さあ、あなたの私設老人ホームの名前は何?愛猫の名前「タマ」でもいいし、宝塚好きな人は「ベルサイユ」「スカーレット」なんていうのもいいかも。







