挨拶のすぐあとに
具体的に感謝を伝える

 感じのいい人は「お世話になっております」で挨拶(あいさつ)を終わらせず、そのすぐあとに具体的な感謝の一言を添えています。

「お世話になっております。今日はお忙しい中、貴重なお時間をありがとうございます」「お世話になっております。いつも迅速にご対応いただき、感謝しております」といった一言です。

 ポイントは、「何に対して」感謝しているのかを具体的に伝えることです。単に「ありがとうございます」と付け加えるだけでも印象は変わりますが、「今日のアポ」「いつものスピード感」など、対象をはっきりさせることで、より心のこもった一言になります。

 相手は「関係を大切にしてくれている」という印象を受けて、会話全体の空気が柔らかく、前向きなものになっていきます。

相手の様子に着目して
近況や体調を気遣う

 顔を合わせた瞬間、相手の様子に着目する。これも感じのいい人が、さりげなくやっていることです。「お世話になっております。お忙しそうですが、お変わりないですか」「お世話になっております。今日も暑いですね」など、相手の体調や、この季節であれば暑さに共感する一言を添えてみましょう。

 特に、遠方から足を運んでくれた相手や、多忙なスケジュールの合間を縫って時間を作ってくれた相手には、こうした気遣いの一言が強く印象に残ります。

「暑い中お越しいただきありがとうございます」のように、季節の厳しさとその日の労いをセットで伝えると、より心のこもった一言になります。

 ビジネスライクなやり取りの中に、こうした人間味のある気遣いが加わることで、相手との距離がぐっと縮まるでしょう。

訪問先のオフィスの
空間や雰囲気を褒める

 訪問先の雰囲気を褒めるというのも、感じのいい人がやっているテクニックです。たとえば会議室に通されたときや、相手のオフィスに足を踏み入れた瞬間は、目に入った景色に触れる絶好のタイミングです。

「お世話になっております。素敵なオフィスですね」「いつも御社にお伺いすると、活気があって刺激をいただきます」といった一言を添えてみましょう。

 どんな人でも、自分の職場を褒められるとうれしいものです。単なる社交辞令に聞こえるかもしれませんが、相手にとっては「自社を見てくれている」といううれしさにもつながります。

 エントランスの内装や観葉植物、ほかの社員の様子など、具体的なポイントに触れると、より自然で心のこもった一言になります。