教育・受験 最前線#62Photo:PIXTA

6年生の過半が留年や休学を経験しているという歯学部は一つや二つではない。留年すれば、歯科医師になるまでの時間もカネも余計にかかる。連載『教育・受験 最前線』では、全国歯学部の実力と経営実態に迫る「歯学部ランキング」を全7回にわたってお届けする。第4回は私立17歯学部について、過去5年間のデータに基づいた「留年・休学率」のワーストランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

時間もカネも余計にかかる
留年が多い歯学部は?

 歯学部志望で受験先、進学先を検討する際、入試難易度や学費だけでなく、留年せずに6年間ストレートで歯科医師の国家試験に合格する割合を示す「国試ストレート合格率」も検討材料にすべきだろう(本連載#60『【私立17歯学部「国家試験ストレート合格率」ランキング】7位朝日大、6位奥羽大、ベスト5に入った“穴場”歯学部とは?』参照)。入りやすくても、国試にストレートで合格できなければ、時間もカネも余計にかかるからだ。

 国試ストレート合格率が低い歯学部は総じて、留年する学生が多い。留年を繰り返せば、退学を迫られたり、学費が賄えなくなり、歯科医師になる道が途絶えてしまいかねない。

 しかるに、国試ストレート合格率と共に、留年率も受験先選びではチェックしておきたい。国公立大学と私立大学の歯学部を全体で比較すると、私立歯学部は留年する割合が高く、6年生の約4割が留年や休学を経験している。

 さらにいえば、「留年・休学率」は大学間での差が大きい。そこでダイヤモンド編集部では、私立大学17歯学部を対象に、過去5年間のデータを基に「留年・休学率」ランキングを作成した。

 次ページでは、ランキングを一挙公開する。留年・休学率が最も低い歯学部は5年間平均で19.7%、対して最も高い歯学部は57.0%となった。