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歯学部は長きにわたる受験人気低迷から抜け出してきている。それでも過去5年間の平均で11歯学部が定員割れ、うち5歯学部は8割を切る大幅定員割れとなっている。連載『教育・受験 最前線』では、全国歯学部の実力と経営実態に迫る「歯学部ランキング」を全7回にわたってお届けする。第1回は全国私立17歯学部について、入学定員をどれだけ満たしているかを示す「入学定員充足率」のワーストランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
歯学部の受験人気上昇も
5歯学部は大幅定員割れ
歯学部は足元で受験人気が上昇している。歯科医師が多過ぎて稼げない時代が長く続き、供給過剰に伴い受験人気は低迷していた。しかし近年は医療の現場で将来の歯科医師不足が懸念されるようになり、受験生たちの見る目も変わってきたのだろう。
不足懸念は地方やへき地で深刻化しており、歯科医師の偏在が背景にある。そんな状況である一方、財務省は今春、人口減少と医療提供の効率化を念頭に医学部、薬学部と共に歯学部について大胆な定員削減に踏み切るべきだと提言している。
もう一つの実態として、大幅定員割れが続いている歯学部があり、国内の学生だけでは埋まらない中で留学生を積極的に受け入れていたりするのだ。
歯科医師を将来目指す大学受験生は志望先を選ぶ際、入試偏差値や競争率など入試周りのデータだけでなく、定員の充足状況、歯科医師国家試験の合格実績や留年・休学状況といった歯科医師を養成する実力、さらには経営状況まで広く目を向けてほしい。そうしないと、入りやすくても卒業しにくい、歯科医師になりにくいなんていう“落とし穴”にはまりかねないからだ。
そこでダイヤモンド編集部では、歯学部について、さまざまな角度からランキングを作成した。今回取り上げるのは、歯学部の入学定員をどれだけ満たしているかを示す「入学定員充足率」(入学者数÷入学定員)だ。
次ページでは、私立大学の17歯学部について、過去5年間のデータに基づく入学定員充足率ワーストランキングを一挙に公開する。過去5年間の平均で定員割れしたのは11歯学部、うち5歯学部は8割を切る大幅定員割れとなった。







