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薬学部の撤退ラッシュが始まった。姫路獨協大学が全国で初めて薬学部から撤退したのに続き、医療創生大学、城西国際大学も入学者募集の停止を決断。その背景には入学者数の減少がある。連載『教育・受験 最前線』では、全国薬学部の実力と経営実態に迫る「薬学部ランキング」を全9回にわたってお届けする。第1回は全国私立62薬学部について「入学定員充足率ワーストランキング」を作成した。大幅な定員割れが続く薬学部が大量発生している。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
薬学部募集停止を決断した城西国際
5年間の定員充足率ワースト3位
薬学部からの撤退ラッシュが始まった。
姫路獨協大学(兵庫県)が2025年度(25年4月入学)に全国で初めて薬学部の入学者募集を停止したのに続き、医療創生大学(福島県)は26年度以降、城西国際大学(千葉県)は27年度以降の入学者募集を停止することを決断した。
城西国際大は幅広い学部を展開しており、学生数だけを見れば薬学部は小さな存在だ。しかし、過去に薬学をバックグラウンドに持つ人材が学長に就いたり、薬学部に対する入れ込みは目を見張るものがあった。結局、薬学部への入学者が思うように集まらなくなり、大学ひいては複数の学校を運営する学校法人全体の足を引っ張らないよう、存続を諦めるに至った。
財務省は今春、人口減少と医療提供の効率化を念頭に医学部、歯学部と共に薬学部について大胆な定員削減に踏み切るべきだと提言しており、逆風はさらに強まりそうだ。撤退ラッシュが続くであろう何よりの裏付けは「定員充足率」。薬学部新設ラッシュで供給過剰になったタイミングで、受験人気の熱が下がり、入学定員に対しどれだけ入学者が埋まっているかを示す「入学定員充足率」(入学者数÷入学定員)が100%を大幅に割る薬学部が大量発生しているのだ。
そこでダイヤモンド編集部では私立大学62薬学部(6年制)を対象に、過去5年間のデータに基づく入学定員充足率ワーストランキングを作成した。
次ページでは「25年度単年」「5年間の平均」という二つのランキングを一挙公開する。27年度に入学者募集を停止する城西国際大は25年度ワースト2位、5年間の平均ではワースト3位となった。







