教育・受験 最前線#60Photo:PIXTA

入試難易度が高い歯学部は相対的に学力レベルの高い学生が集まり、質の高い教育を施しやすく、他の歯学部と比べて6年間ストレートで歯科医師国家試験に合格しやすい。一方で、定員割れして入試難易度が低く、入りやすい歯学部は国試に6年間ストレートで合格する実績が低い傾向にある。では、入学しやすいにもかかわらず、国試にストレートで合格しやすい“穴場”の歯学部はあるのか。連載『教育・受験 最前線』では、全国歯学部の実力と経営実態に迫る「歯学部ランキング」を全7回にわたってお届けする。第2回は全国私立17歯学部について、過去5年間のデータに基づいた「国試ストレート合格率」のベストランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

私立歯学部の“穴場”が分かる
「国試ストレート合格率」ランキング

 私立大学の歯学部に入学して留年せずに6年間で歯科医師国家試験に合格する学生は半分に満たない。定員割れで入学しやすい歯学部に入れたとして、歯科医師になるためのスタートラインに立ったに過ぎない。歯科医師になるには、卒業のタイミングで受験する国家試験に合格する必要がある。

 大学受験において受験先、進学先を検討するときには各歯学部の入試偏差値だけではなく、「国試ストレート合格率」(留年していない国試合格者数÷6年前の入学者数)に目を光らせたい。これこそが、歯科医師を養成する実力を測る最重要指標といえるからだ。

 入試難易度が高い歯学部は相対的に学力レベルの高い学生が集まり、質の高い教育を施しやすく、6年間ストレートで国試に合格しやすい。一方で、定員割れして入試難易度が低く、入りやすい歯学部は国試に6年間ストレートで合格する実績が低い傾向にある。

 では、入学しやすいにもかかわらず、国試にストレートで合格しやすい“穴場”の歯学部はあるのか。

 ダイヤモンド編集部では、私立大学17歯学部を対象に、過去5年間のデータに基づいて国試ストレート合格率のランキングを作成した。

 次ページでは、「5年間の国試ストレート合格率ベストランキング」を一挙公開する。ランキング上位に入るということは、歯科医師を輩出する実力が相対的に高いということだ。7位は前年5位だった朝日大学(岐阜県)、6位は前年4位だった奥羽大学(福島県)。今回のランキングで新たにベスト5入りしたのは、“穴場”ともいえる歯学部だ。