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歯学部のある私立大学を運営する15学校法人のうち、6学校法人は直近5年間が全て赤字(経常収支差額ベース)だ。稼ぐ力を持たなければ、教育力や研究力を保てなくなる。連載『教育・受験 最前線』では、全国歯学部の実力と経営実態に迫る「歯学部ランキング」を全7回にわたってお届けする。第5回は歯学部のある私立大学を運営する15学校法人を対象に、「稼ぐ力がない大学」ランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
歯学部のある6学校法人
5年連続で赤字
定員割れが続く大学は学生の頭数が足りない分、入学金や授業料などの学費が集まらずに十分な収入が得にくい。十分な収入がないと人件費などのコストを賄うことができずに経営は赤字になる。赤字経営が常態化すると、人材や設備などに十分な資金を投じられず、教育や研究の質を維持しにくくなる。学校法人の目的は利益の追求ではなく、教育と研究である。しかし稼ぐ力を持たなければ、教育力や研究力を保てなくなる。
歯学部しかりだ。私立大学の歯学部を見ると、入学定員をどれだけ満たしているかを示す「入学定員充足率」(入学者数÷入学定員)において、過去5年間の平均で定員割れしたのは11歯学部、うち5歯学部は8割を切る大幅定員割れとなった(本連載#59『【私立17歯学部「入学定員割れ」ワーストランキング】5位愛知学院、4位松本歯科、ワースト3は?』参照)。人気低迷が長らく続いた歯学部では「稼ぐ力」が弱いところが少なくない。
そこでダイヤモンド編集部では、歯学部のある私立大を運営する15学校法人を対象に、過去5年間の財務データに基づく「経常収支差額比率」ワーストランキングを作成した。「経常収支差額比率」(経常収支差額÷経常収入)は、企業でいう売上高経常利益率に相当する「稼ぐ力」を測るもの。このワーストランキングというのは、「稼ぐ力がない大学ランキング」を意味する。
次ページでは、15学校法人のワーストランキングを一挙掲載する。6学校法人は5年連続で赤字となり、ワースト4位は福岡歯科大学(福岡県)を運営する福岡学園、同3位は鶴見大学(神奈川県)を運営する総持学園。ではワースト1位と2位は?







