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かつて新設ラッシュが起きた私立薬学部に比べると、国公立薬学部は狭き門。私立でかかる学費に比べると格段に安いこともあり、進学先を選べる学力を持つ学生は国公立に集まりやすい。こうした入り口の差は、薬剤師を輩出する実力に表れる。連載『教育・受験 最前線』では、全国薬学部の実力と経営実態に迫る「薬学部ランキング」を全9回にわたってお届けしてきた。最終回は、国公立大学の18薬学部について「国試ストレート合格率」および「ストレート卒業率」のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
岐阜薬科大が岐阜市立大薬学部へ
単科大としての現状の実力は?
公立の岐阜薬科大学(岐阜県)は2029年、「岐阜市立大学」(仮称)の薬学部になる見通しだ。岐阜市が市立女子短期大学と統合して新大学を開設する方針を明らかにした。既存の薬学部以外にも理系学部を新設。単科大学から複数の学部を持つ大学へと進化していくことで、地域に必要な人材を育成する役割はさらに拡大する。
では、薬科大学としての岐阜薬科の実力はどれほどのものなのか。
本連載#50~57では私立薬学部について取り上げてきた。今回は、国公立薬学部に焦点を移そう。新設ラッシュを経た私立薬学部に比べると、国公立薬学部は狭き門。私立でかかる学費に比べると格段に安いこともあり、進学先を選べる学力を持つ学生は国公立に集まりやすい。
私立大学よりも入り口のハードルが高いところが多い分、入学して6年間のうちに薬剤師国家試験に合格する「国試ストレート合格率」(留年していない国試合格者数÷6年前の入学者数)、入学後6年間で卒業する割合「ストレート卒業率」(留年していない卒業者数÷6年前の入学者数)なども相対的に高い。
ダイヤモンド編集部では、国公立18薬学部を対象に、過去5年間のデータに基づいて国試ストレート合格率ランキング、ストレート卒業率のランキングを作成した。次ページでは、このランキングを一挙公開する。







