定年後は、仕事から解放されて自由な時間を楽しみたい。そう考えている人は多いだろう。しかし、会社を離れた途端、「会う人がいない」「話す相手がいない」と孤独を感じる人もいる。定年後も人とのつながりを持ち、充実した毎日を送れる人との違いはどこにあるのか。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「定年後一人ぼっちになる人」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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会社を辞めても、会いたい人はいますか?
毎日会社へ行けば、上司や同僚がいる。
ランチを食べたり、雑談したり、ときには仕事帰りに飲みに行ったりする。
だから、現役のうちは「自分は一人ではない」と感じている人も多いだろう。
「会社の人」は友達か
定年を控えた父と話したときのことだ。
「仕事辞めたら、毎日暇になりそうだよね」
そう言うと、「まあ、友達は会社にたくさんいるから。たまに飲みに行けばいいよ」と笑っていた。
ところが、退職してしばらくすると、思っていたほど元同僚とは会わなくなったという。
仕事があるときは毎日のように話していても、会社という共通点がなくなると、わざわざ連絡を取る機会は減ってしまう。
「考えてみたら、会社以外で定期的に会う人って、ほとんどいなかったんだよね」
その言葉がやけに印象に残った。
では、定年後も人とのつながりを持ち続けるには、どうすればいいのだろうか。
いきなり大きく変えようとしない
『あきれるほど小さい習慣』には、こんな一節がある。
だから、やる気があればあるほど、抵抗感も大きくなり、続かなくなる。
これが三日坊主の正体です。
一方で、ベビーステップは「小さく始める」だけ。
「1分だけ」「1枚だけ」「1ページだけ」と、あきれるほど小さな習慣を設定します。
すると、脳は「できた!」と感じて、ドーパミンを分泌(ぶんぴつ)します。
この快感が「もう少しやってみようかな」という気持ちにつながります。
――『あきれるほど小さい習慣』より
定年してから突然、「友達をつくらなければ」と趣味の集まりにいくつも参加したり、昔の友人に片っ端から連絡したりする。
しかしそれでは、かえって疲れてしまう。
大切なのは、定年する前から、小さく人とのつながりをつくっておくことだ。
「会社だけの人間関係」にしない
興味のある習い事に一度だけ参加してみる。
近所の店で顔見知りをつくる。
そうしたつながりは、そのときには人生を大きく変えるものには見えないかもしれない。
しかし、会社を離れたあとには、自分の生活を支えてくれる大切な人間関係になる可能性がある。
定年後一人ぼっちになる人の特徴・ワースト1は、人間関係を会社の中だけで完結させてしまうことだ。
定年してから、新しい人生を一気につくろうとしなくていい。
小さな積み重ねが、会社という居場所を失ったあとも、人とつながって生きていける土台になる。








